今年の千葉の好投手22人! メジャーのスカウトも熱視線を送る2m右腕、完成度バツグンの149キロ右腕らが千葉を盛り上げる!【注目投手リスト】
投手力が高い専大松戸、東京学館に注目 ノーシード組にも140キロ超え右腕や187センチの大型左腕に注目
ここまで県内を代表する投手を紹介してきたが、各強豪校にも好投手がいる。センバツベスト4・中央学院の颯佐 心汰内野手(3年)、蔵並 龍之介内野手(3年)はともに野手としての将来性も高いため、野手編で紹介していきたい。先発、リリーフで好投する臼井 夕馬投手(3年)は130キロ台後半の速球、スライダー、シンカーを投げわける。この1年で安定感が増して、頼りになる存在となった。木更津総合は専大松戸戦で好投した石澤 順平投手は右サイドから130キロ台中盤の速球、スライダーを投げ分け、打たせて取る投球が光る好右腕だ。 専大松戸の八津 快洋投手(3年)は130キロ台中盤の速球、切れ味鋭いスライダーを投げ込む本格派左腕で、さらに球速を伸ばしていけば、楽しみな存在だ。ノーシードスタートの東京学館は完成度の高い投球を見せる右腕・正木 士恩投手(3年)、スライダーの切れ味が抜群な右腕・玉井 優輝投手(3年)、140キロを超える速球を投げ込む戸島 舷貴投手(3年)の3人が軸となっている。春ベスト4・千葉経大附の好左腕・福井 聖理投手(3年)は常時130キロ台後半と突出したスピードはないが、回転数の高いストレートで空振りを奪う。スライダーのキレも良く、素質も高い好投手だ。 菊地が注目される千葉学芸は140キロ台前半の速球を投げ込む新田 継吾投手(2年)、制球力が非常に高い斉藤 櫂慎投手(3年)もキーマン。斉藤は長打力もあり、上位打線を任されることもある。 村上 竜矢投手(銚子商=3年)は180センチ85キロと恵まれた体格から140キロ近い速球を投げ込む。高校1年冬に取材した時は未完成であったが、ポテンシャルの高さを実感した。最後の夏で飛躍なるか。 嵜山 琥王投手(稲毛=3年)は140キロ近い速球、多彩な変化球を操る好右腕で、完成度も高く、打撃センスもある。吉田 春人投手(流通経済大柏=3年)も140キロを超える速球を投げる本格派右腕として夏のブレイクを誓う。須田 結太投手(幕張総合=3年)は春の県大会2回戦で拓大紅陵相手に8回3失点の力投をみせた。2年生時は120キロ台中盤だったが、この春は130キロ台前半までスピードアップし、県内上位の実戦派左腕へ成長。投球の出し入れもうまく、夏も好投が期待できる。 相原 漣恩投手(成田=3年)は172センチと小柄ながら、春の県大会で140キロのストレートを投げ込んだ好右腕。直球の威力もあり、詰まらせる投球が得意。エース右腕の根岸 翼投手(成田=3年)は130キロ台中盤だが、上背があり、角度のある球質が魅力。夏までスピードアップに成功すれば注目を集める存在になりそうだ。 187センチの大型左腕・秋山 哉太投手(横芝敬愛=3年)は手足も長く、角度のある直球、スライダーの切れ味も良いが、制球力に不安がある。それでも素質は抜群で、この春は135キロまで球速を伸ばしてきた。夏には化けたと思わせる投球を期待したい。