クリスマスの大阪 ── なんばパークスや御堂筋で輝くイルミネーションに歓喜の声
25日の大阪は冬型の気圧配置で雲が広がりやすく、同日午後8時の大阪市内の気温は7度台と寒いクリスマスの夜を迎えた。だが、大阪市浪速区の「なんばパークス」など周辺地域では毎年恒例の「なんば光旅」が行われ、訪れた人の目を楽しませている。また、御堂筋では名物のイチョウ並木にイルミが施され、同市内中心部は輝きを増している。
光の滝はさらに大きく、音と光のイルミが輝く
南海電鉄などによると、今年の「なんば光旅」は、昨年より8万球増えた「54万球」ものLEDが使われているという。なかでも、なんばパークスでは日本最大級の規模となる「光の滝」は、高さ約50メートル、幅約30メートルと、これまでのものよりも大きなものとなったうえ、音楽に合わせて流れるなどの演出が施されており、訪れた人たちを楽しませている。 また、高層階でも光と音を使った様々なイルミの演出が行われており、パークスの屋外エリアでは、どこを歩いてもイルミネーションを楽しめる感じとなっている。
パークスとCITYの間でも、かわいいイルミがいっぱい
このほか、なんばパークスと隣接する「なんばCITY」をつなぐ「なんばカーニバルモール」でも、様々なイルミネーションが楽しめる。光の線路で結ぶ「希望列車」やミッキーマウスなども登場。子どもらが歩いているだけで、夢の世界に浸れる。 なんばパークスやカーニバルモールのイルミネーションの開催期間は、2015年2月16日までで、時間は午後5時から午前0時となっている。
様々な色の輝き、御堂筋イルミネーションも
一方、大阪市の中心部を走る「御堂筋」も、名物のイチョウ並木にイルミネーションが施され、道行く人が眺めながら写真を撮る光景も見られた。 桜色、黄色といった様々な色のイルミが、昨年より延長され全長約3キロにわたり、美しい光を放っている。御堂筋の沿道に建つビルもイルミが施されるなど、同市内中心部は明るい雰囲気に包まれている。仕事帰りに歩いてみたという河内長野市の50代の男性は「毎年恒例になりましたね。この季節はたまに歩いて帰るんです。通る人が今日は楽しそうなんで、雰囲気がいいですね」などと話し、あちこちから「メリークリスマス」という声も聞かれた。 御堂筋のイルミネーションは、2015年1月18日まで行われる。点灯時間は午後5時半ごろから同11時まで。