【西武】大手術を乗り越え1年ぶりの公式戦! 森脇亮介が右上腕動脈閉塞症から復帰
<イースタン・リーグ:西武-日本ハム>◇3日◇ベルーナドーム 育成の西武森脇亮介投手(31)が、約1年ぶりに公式戦での登板を果たした。 4-4の8回から登板。四球と安打で無死一、二塁とされると、併殺かと思われた二ゴロを育成川野がファンブル。さらに二塁への送球が悪送球となり失点した。その後も押し出し四球で失点はしたが、大手術を乗り越えての復帰に、スタンドからは何度も大きな拍手が送られた。 1/3回を1安打3四死球2失点(自責0)だった。 昨季は中継ぎとして31試合に登板し、2勝1敗3セーブ、12ホールド、防御率1・95の成績を残した。だが、7月14日に「右上腕動脈閉塞(へいそく)症」で出場選手登録を抹消され、8月8日に都内で「右上腕動脈閉塞(へいそく)症に対する上腕動脈パッチ形成術」を受けた。10月4日に戦力外通告を受け、育成選手として再契約していた。 右上腕動脈閉塞(へいそく)症に対する手術では、カテーテルを用いて血栓をかき出す手術法が主流。だが「完全な治療法ではないから、いつ再発するかわからない」と医師から説明を受けた。再発の可能性を限りなく0に近づけるために、右脇下から上方向に大きくメスを入れ、血管を縦に裂いて広げ、その上にパッチを当てる「パッチ形成術」を選択したことを説明した。より体に負担がかかる手術法を決断していた。