ソシエダ監督イマノル、今季アトレティコにしか負けていないレアル・マドリードを警戒…「彼らは様々な形で逆転してくる」 | ラ・リーガ
26日のラ・リーガ第33節、レアル・ソシエダは本拠地レアレ・アレーナにレアル・マドリードを迎える。前日会見に出席したイマノル・アルグアシル監督は、レアル・マドリードがたとえローテーションを敢行したとしても、その強さに変わりはないことを強調した。クラブのオウンドメディアが会見の様子を伝えている。 この試合は本来27日土曜に開催予定だったが、レアル・マドリードが30日のチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグ、アウェーでのバイエルン・ミュンヘン戦を見据えて金曜への日程変更をラ・リーガに要請。ラ・リーガがこれを受け入れている。 レアル・マドリードはバイエルン戦を見据えて主力メンバーを温存する可能性もあるが、イマノル監督はどの選手が出てきても非常に強いチームであることに変わりないと話している。 「私たちは強大なマドリードと対戦することになる。誰がピッチに立つかは関係ないよ。彼らの選手層はとても厚いんだ」 「彼らは今シーズン、多くの離脱者に苦しんだが、それでも素晴らしいレベルにあることを示してきた。明日も素晴らしいクオリティーの選手たちがピッチに立つのだろう。レアル・マドリードに所属しているのだから間違いないさ」 イマノル監督はその一方で、日程変更に関する不満はないのかを問われると、次のように返答している。 「私たちは受け入れる。だがレアル・マドリードの要請を受け入れたなら、ほかのチームがそうしても同様の措置を講じることを願うよ」 レアル・マドリードはラ・リーガ第32節までを25勝6分1敗で終えて首位を快走。全公式戦でもアトレティコ・デ・マドリー相手に2敗(ラ・リーガ前半戦&コパ・ベスト16)を許したのみで、そのほかのチーム相手はに無敗を貫いている。 「何人もの負傷者を抱えてきた彼らが残す数字は、何かを物語っているね。私たちは何をすべきか? 彼らの日にならないよう試みると同時に、できる限り完璧な日を過ごさなくては。とりわけ、決定力が必要となる」 「なぜアトレティコにしか負けていないか? おそらく偶然だろう。アトレティコも同様に良い時期にいたしね。しかしレアル・マドリードは勝利をつかむためのフェーズも獲得していたよ」 CL準々決勝で、PK戦の末にレアル・マドリードに敗れたマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、「これ以上何をすればいいのか分からない」と話していた。イマノル監督にとっても、レアル・マドリードの分析は難しいことのようだ。 「グアルディオラがそんなことを言ったとなれば……。確かにマドリードを分析するのはとても難しい。全選手がとてもよく動くし、ボールを奪おうとしても失わない。それは監督の存在によるところも大きい」 「レアル・マドリードはシティとの試合に勝った。つまり彼らはシティに劣っていなかったんだ。守備の仕事は見事だったし、その競争の遺伝子はまさに凄まじい。なぜそうなのかと言えば、彼らがレアル・マドリードだからといか言いようがない」 「マドリードは様々な形で逆転を果たせる。良質なプレーからでも、セットプレーからでも、最後の数分間でも……彼らはそのことを何度となく示してきたんだ。それは彼らに素晴らしい監督がいて、とんでもなく競争的だからなんだよ」