「りんご並木好きになって」追手町、浜井場、丸山の3小学校や住民と合同で収穫 飯田東中学校【長野県飯田市】
長野県飯田市飯田東中学校は8日、小学生や地域住民と合同で本年度最初となるりんご並木のリンゴを収穫した。全校生徒196人と追手町、浜井場、丸山の3小学校の6年生計約100人、「なみきサポーター」の住民が参加。協力し合い、たわわに実ったリンゴを収穫した。 りんご並木は1947年の飯田大火後、飯田東中の生徒が植樹。以来、一年を通して生徒が管理を続けている。入学前から並木に親しむ狙いで、同校区にある3校の6年生も活動に参加している。 この日は陽光を中心に新世界、シナノスイート、シナノホッペ、シナノゴールドの5品種を収穫。雨の中、かっぱを着て作業し、東中生が児童に取り方を教え、協力して取り組んだ。丸山小6年の児童は「とてもおいしそう。中学生が届かない実を取ってくれてうれしかった」と笑顔で話した。 飯田東中3年の生徒は「活動をする中で並木への愛着が湧いて、今年が最後と思うと寂しい」とし、「小学生たちも並木を好きになってほしい」と期待していた。 収穫後、リンゴを配布用とジュース・ジャム用に選別。配布用は世話になった地域住民や事業所などに贈る。 今回は「なみきサポーター」の住民6人も参加した。地域の人と並木との関わりを広げ、生徒と並木を守り育てる人を増やしたいと創設され、11月の収穫や施肥作業でも募集している。