東京下町・秋の風物詩「べったら市」始まる 日本橋大伝馬町で
日本橋大伝馬町の宝田恵比寿神社界隈で19日、「べったら市」が始まりました。「べったら漬け」をはじめ、焼き鳥やお好み焼など500店以上の露店が並び、賑わいをみせています。 「べったら漬け」とは、大根をたくあんのように干さずに麹で漬けた食材で、甘みがあります。表面についた麹がべとべとしていることから、そう名づけられました。同市は江戸時代中期から続いています。
どこの店で買おうかと物色していると、「食べてみて」と試食をすすめられます。「べったら漬け」を売る露店は数あれど、味付けや食感はさまざまです。しっかり甘味のついているもの、あっさりしているもの、皮付き、皮なしなど。店によって個性があるので遠慮なく試食をして、好みの一本を見つけるといいでしょう。小ぶりのものなら500円程度から購入できます。 べったら市は、20日まで開かれています。開催時間は正午から午後9時まで。