全国の創作こけし120点を紹介 群馬・渋川市
現代の名工をはじめ、全国各地のこけし作家の作品120点を紹介する「全国創作こけし美術展」が30日渋川市内で始まりました。 今年で30回目を数える「全国創作こけし美術展」は、創作こけしの生産が盛んな渋川市で作家の育成と工芸の発展を目的に毎年開かれているものです。会場には、渋川市を中心に全国各地のこけし作家44人の作品合わせて120点が並んでいます。 今年は、開催30周年を記念して渋川市出身で創作こけしの第一人者・関口三作さんの作品が特別展示されました。1メートル以上もあるダイナミックな作品で、流れるような木目を活かして人が舞い踊る様子を表現しています。 このほか、「現代の名工」の作品や苔をテーマにしたものなど自由な発想から生み出された創作こけしの世界を楽しむことができます。 「全国創作こけし美術展」は、渋川市民会館で来月5日まで開かれています。また、期間中は渋川市役所で関口さんのこれまでの歩みをたどる特別展も開かれています。