極寒の地で悲劇「お湯出ない」 給湯器トラブル、修理依頼殺到 寒暖差で?
「今シーズン一番の冷え込み」というニュースが連日伝えられるほど日本列島は冬の寒さが続いていて、特に年末年始は厳しい寒さになると気象庁が発表しています。こうした事態を前に、給湯器のトラブルが相次いでいます。 【画像】列島に寒気・・・給湯器は大丈夫? 専門家が語る「交換は10年が目安」
■急激な寒暖差 給湯器に負荷?
暗い雲が空を覆い、あられのようなものが大量に強く打ち付けています。週末は各地で雪に覆われ、15日は最低気温が0℃未満の冬日を観測した地点が今シーズン最も多くなりました。 寒さが本格的になる今後、気を付けなければいけないのが、冬の給湯器のトラブルです。寒い日に増えるのが、配管の破裂です。水が凍結すると体積が増えて、配管内で破裂することがあるのです。 破裂すると水漏れを起こし、水道料金が高額になる可能性もあります。極寒の地では、悲劇が起きていました。 北海道在住 給湯器が故障した人 「家に帰ってきて手を洗おうとした時、突然給湯器が止まった。そこからずっと半日ぐらい水しか出なくなっちゃって」 北海道に住む女性は、12日からお湯が出づらい状況が続いています。 給湯器が故障した人 「(お湯が止まった日は)マイナス10℃だったので、手を洗うのも寒かったです」 今年は急激な寒暖差もあり、給湯器内部に負荷がかかったためか、交換業者には依頼が殺到していました。 関東甲信越の3店舗で、去年12月は119件だった交換依頼が、今月は現時点で153件の予約にも達しています。作業について行ってみると、依頼者は購入後15年間同じ給湯器を使っていました。 依頼者 「(Q.なぜ今、交換する?)いつもヒートポンプのエラーが出てて、電源落として戻したら復活はしてた。見慣れないエラーが出始めて、本格的にまずいのかなと」
■年末壊れ「風呂入れない」 今のうちの交換を
今回は経年劣化による不調でした。この交換業者では、およそ10年での交換を推奨しています。経年劣化のほか、10年が目安というのは…。 チカラもち 川越店 桑原涼輔店長 「だいたいこれくらいの時期(10年)に交換したほうがいいというのは、メーカーは修理部品を10年以上経つと作らなくなる。修理で対応できれば問題ないが、修理で対応できないと交換しかない」 寒くなると、給湯器のトラブルが増えます。 桑原店長 「寒くなってくると、(給湯器が)お湯を作ろうと頑張って動く。そうすると、中の基盤や配管の劣化が進む。去年に比べて(依頼が)1.3倍に増えている。(給湯器の)故障や調子の悪いお客さんが例年に比べると多い」 暖冬だった去年に比べ、今年は厳しい寒さが予想されています。年末年始は暖かく快適に過ごしたいところです。 桑原店長 「去年も年末に壊れて、風呂に入れないとか困ってるお客さんが非常に多かった。年末年始、休みの業者もある。調子悪かったり、年数が経っていたら、今のうちの交換がおすすめ」 (「グッド!モーニング」2024年12月16日放送分より)
テレビ朝日