大成功! J1、今季前半戦のベスト補強ランキング7位。レンタル移籍で大ブレイク! 日本人離れした大型FW
どんなに才能豊かな選手でも、移籍1年目は困難の連続だ。新天地で適応に苦しみ、ベストパフォーマンスを発揮 往々にしてある。今回は前半戦が終了したJ1リーグで、ここまで見事な働きをしている選手を活躍度合いに応じてランキング形式で順位ごとに紹介する。(スタッツは6月30日時点の『transfermarkt』を、データは『Jleague.co』を参照)
7位:木村勇大(東京ヴェルディ) 生年月日:2001年2月28日(23歳) 前所属クラブ:京都サンガF.C.(ツエーゲン金沢に期限付き移籍) 今季リーグ戦成績:20試合9得点1アシスト 木村勇大は、京都サンガF.C.から期限付き移籍で東京ヴェルディに加入したFWで、今季大ブレイク中だ。ここまで20試合に出場して9得点1アシストを記録している。 木村は身長185cm・体重84kgという日本人離れした体格を活かし、前線で身体を張るプレーを得意としており、染野唯月や山田楓喜といった同世代のアタッカーを活かすことができる。 自らゴールを狙う意欲も高く、第2節の浦和レッズ戦で見事な反転ボレーを決めてJ1初得点を挙げ、好発進した。その後はコンスタントにゴールを決めており、ここまでリーグ戦でチーム最多の9得点をマークしている。天皇杯でも1得点を挙げており、すでにシーズン通算2桁得点を達成している。 木村はヴェルディのジュニアで育った。関西学院大学在学中には、特別指定選手としてヴェルディの練習に参加していたため、以前から同クラブになじみのある選手ではあるが、昨季までJ1でのゴールはなく、J2でもわずか1得点だった選手がここまでフィットするとは、多くの人にとって予想外だったかもしれない。 今季ホーム初勝利となった第12節のジュビロ磐田戦で2得点を決めた木村は試合後にクラブ公式サイトで、「昨季は全然試合にも出られなくて、今季はこうやってずっと開幕から使ってもらっていて、いい意味で連戦なので疲れはありますけど、すごく幸せな疲れです。こうやってピッチに立たせてもらっていることに感謝しかない」と語り、充実感を口にしていた。
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