英王室が「異例の声明」...宮殿スタッフの乱痴気騒ぎで逮捕者も。「制御不能の大混乱」と新聞の1面で報じられる
「制御不能の大混乱に陥った」と『サン』紙が伝えた今回の大騒動。バッキンガム宮殿のスタッフ50人ほどが宮殿近くのバー「オール・バー・ワン(All Bar One)」に集まり、飲み会をひらいた際に起こった出来事とのことで、新聞の1面を飾るトップニュースとなっている。 【写真】ヘンリー王子のマリファナ事件など、英国王室が"忘れたい"8つのスキャンダル 12月10日(現地時間)の夕方、バッキンガム宮殿で働く使用人たちのクリスマスパーティーが開催された。パーティ終了後、約50人のスタッフが近くにあるバー「All Bar One Victoria」で2次会に参加(2次会はあらかじめ準備してあったものだという)。そして、宮殿のメイドとして働いている24歳の女性が店内で酔って従業員に嫌がらせを始め、グラスを割ったことから騒動が勃発。ヴィクトリア・ストリートにあるこの店に警官らが駆け付け、メイドの女性を、暴行と器物損壊、泥酔して社会の秩序・風紀を乱した治安紊乱(ぶんらん)行為の疑いで逮捕したという。 この一件を受け、王室の広報担当者は記者会見で公式に記録されるものとして、以下の声明を発表している。 「バッキンガム宮殿で行ったレセプションに出席した職員の多くが関与する事件が、同日の夜、職場の外で起きたことについては承知しています」 「宮殿の公式のクリスマスパーティではなく、非公式のパーティでのことでしたが、事実関係については徹底的な調査を行い、逮捕された職員に対しては、懲戒処分に関する厳格な手続きに従い、しかるべき対応を取ることになります」 一晩留置された女性は罰金を支払い、すでに釈放されているという。 君主の公邸であるバッキンガム宮殿には、およそ800人の職員が勤務。現在も、「部門シェフ」と呼ばれるシェフ・ド・パルティや、サービスデスク・アナリスト(IT環境に関する問題に対応)、ファシリティマネジャー(建物の維持・管理を担当)などを募集中だという。
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