チャールズ国王、久しぶりにウィリアム皇太子と一緒に公務 がん治療の副作用で味覚を失ったことを明かす
今年2月にがんの診断を受けたことを公表、治療に取り組んでいるチャールズ国王。先月末から公務に復帰しているが、久しぶりにウィリアム皇太子と合同で公務を行なった。 【写真】チャールズ国王は誰似? 不気味なくらいそっくりな英国ロイヤル18人
国王と皇太子は現地時間5月13日(月)にハンプシャーにある陸軍航空センターを訪問。今月初めに国王はこれまで自分が勤めてきた陸軍航空隊大佐に皇太子を任命すると発表していたが、この日に正式に皇太子に役職を引き継いだ。ちなみにこの役職は、ヘンリー王子が王室を離脱しなければ彼に与えられたと見られている。
それはさておき国王と皇太子は陸軍の兵士たちと対面、言葉をかわしていた。その中で国王は精巣がんのサバイバーである退役軍人と闘病体験について話をした。退役軍人から昨年2月から9週間に渡って化学療法をうけたこと、その副作用で味覚を失ったことを聞いた国王は、自分も同じ経験をしたと話したという。新聞「サン」が報じている。
国王も王室もこれまでがんの種類や治療の詳細については明かしていない。同紙の報道によるとこの日国王は元気そうで、集まった人の前に笑顔で現れたという。スピーチでは32年間、陸軍航空隊大佐を務められたことに感謝しつつ「皇太子が新たな司令官となり、みなさんが今後ますます力をつけていくことを期待している」とコメント。「素晴らしいことに彼は実に優秀なパイロットだ」と皇太子を称賛した。皇太子はこの後、航空隊の制服と国王から授与されたベレー帽を身につけて兵士たちと対面した。
この日国王はセンターの周辺に集まった人とも対面、笑顔で言葉をかわしていた。来月には国王の誕生日を祝福するパレード、トゥルーピング・ザ・カラーも開催される。国王の元気な姿が見られるのと楽しみに待ちたい。