WRESTLE-1の遺児がカズ・ハヤシを撃破し師匠超えの王座防衛!闇落ちした真霜拳號が圧倒的な強さでタッグ王座奪取!
3日、東京・後楽園ホールにて2AW『GRAND SLAM in 後楽園ホール』が開催された。 仁木琢郎は11月に行われた『ACTIVE ADVANCE TOURNAMENT』で優勝。その後は、身長差23cm 体重差30kgの圧倒的な体格差のある佐藤耕平を下して悲願の2AW無差別級王座初戴冠を果たした。 そして2AWの年内最後の後楽園での初防衛戦の相手にカズ・ハヤシを指名。 仁木は2019年10月23日にカズ・ハヤシを相手にWRESTLE-1でデビューしており、この試合ではえげつない角度の逆片エビ固めを受けて敗れている。4年の月日を経て2AWの至宝を戴冠するまでに成長した姿を恩師・カズに見せる絶好の機会となった。 試合は、仁木がカズから離れてからの3年半あまりの成長を見せつけるかのような堂々とした試合ぶりを見せて優位に進める。カズも師としての意地を見せるべく堅実な試合ぶりで幾度も追い込んでいくが、仁木は掟破りのファイナルカットを繰り出して意表を突き、最後は必殺のマッドスプラッシュを決めて恩返しに成功した。 見事師匠越えを果たし、初防衛に成功した仁木は「4年前あなたとここでデビュー戦をやれて、本当に良かった。カズさん本当にありがとうございました」と深々と一礼。 これを受けたカズは、「前団体が休止になったときに、お前が諦めず2AWの門を叩いて、それで今までずっと逃げ出さずにやってきた。だから、こうやってまた後楽園ホールでお前と戦うことが出来たんだよ。誇らしく思うし、次は負けねぇからな」と語り、満足した表情でリングを去った。 その後、若松大樹がリングに上って仁木に挑戦を表明。 若松は『ACTIVE ADVANCE TOURNAMENT』での決勝戦で仁木に敗れて優勝を逃した。その悔しさを捨てきれずに仁木に挑戦を表明した形だが、余裕の表れか虚勢なのかは不明ながらどこかヘラヘラとした様子。 仁木は「誰の挑戦でも受ける」と承諾。「タイトルマッチではふざけてないで、真剣勝負だ」と釘を差しつつライバルをまっすぐ見つめた。 両者のタイトル戦は12月24日『年内最終興行GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』で行なわれる。