「民謡は、先祖とつながる光」唄者・KUNIKOさん ルーツ求め沖縄へ レジェンドに師事、Awichとも親交
東京出身の唄者・KUNIKOさん(32)が、沖縄民謡とヒップホップを融合させた新たな音楽を生み出している。 【写真】4年前、まな娘とハグするAwich
DJとして活動し、11年前に父の故郷である沖縄に拠点を移して民謡歌手の大城美佐子さんに師事した。「民謡は先祖とつながる希望の光。次世代につなぎたい」と語る。 「民謡には人間臭さがある。生きとし生けるもののエネルギーを感じた」とその魅力を語るKUNIKOさん。沖縄を代表する民謡歌手だった師匠の大城さんは2021年に死去。KUNIKOさんは失意に暮れた時期を乗り越えて沖縄のレーベルで音楽を作るようになり、県出身のラッパーAwichさんとも親交を深め、昨年発売された「THE UNION」ではコーラスに参加。活動の幅を広げてきた。 1月には自身初のアルバム「Identity」を配信リリースした。「沖縄から世界中の人へ届いてほしい」と思いを語った。 (田吹遥子)
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