山陰地方の雨は小康状態も土砂災害に注意 出雲市日御碕地区の孤立状態続く 住民に支援物資と健康ケア
山陰中央テレビ
11日の山陰地方は大雨の心配はなくなりましたが、引き続き土砂災害に注意が必要です。また出雲市日御碕地区の孤立状態は続いていて、島根県などが住民のケアにあたっています。 活動が活発な梅雨前線の影響で、10日夕方から11日未明にかけて、山陰地方は雷を伴った激しい雨が降りました。時間雨量では、浜田市の波佐で昨夜7時20分ごろまでに79.5ミリの非常に激しい雨となったほか、大雨による被害が相次いだ出雲市で35ミリ、松江市鹿島町で49ミリを記録しました。 出雲市大社町では、土砂崩れが起きた県道29号線を島根県の職員などがパトロールし、10日夕方からの雨による新たな被害がないかチェックしました。 パトロールした県職員: 土砂が流れ出ているが通行に支障はないと思う。 県道の寸断による日御碕地区の孤立状態は、発生から2日目の朝を迎えましたが、道路復旧のめどはまだ立っていません。県は、救援物資を運び込むほか、医師などを派遣して住民の健康のケアにあたっています。 梅雨前線の活発な雨雲は、10日夜から11日未明に山陰地方を南下した後、11日朝は九州から四国付近に停滞しています。 大雨の心配はなくなりましたが、降り始めからの降水量が出雲市や松江市で260ミリ以上に達していて、引き続き土砂災害に注意が必要です。
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