【全日本女子硬式野球選手権】高校勢が健闘!神戸弘陵学園高校が読売ジャイアンツを破り初優勝
愛媛県で行われていた『第20回伊予銀行杯全日本女子硬式野球選手権大会』は、神戸弘陵学園高と読売ジャイアンツが決勝で対戦し、神戸弘陵学園高が初優勝を飾った。本大会は各地の高校、大学、クラブの女子硬式野球チームが一堂に会する大会。出場権を得た28チームが日本一を懸けて熾烈な争いを繰り広げた。 【写真】女子野球 “ナックル姫” エイジェックの吉田えり投手兼コーチ 2年ぶり3度目の優勝を狙ったエイジェックは、初戦となった2回戦でMSH医療専門学校を6回コールドの11対2で勝利すると、準々決勝で神戸弘陵学園高と対戦した。 エイジェックは1点ビハインドで迎えた6回、二死満塁のチャンスから、6番・辻倉彩水が走者一掃となる三塁打を放ち逆転に成功する。しかし、続く7回に5安打を集中されて追いつかれると、延長タイブレークとなった8回に3点を勝ち越された。エイジェックは16安打を浴びながら、神戸弘陵から6つの走塁死を奪うなど、再三の好守が光ったが、打線が4安打に抑え込まれるなど振るわず、延長8回の熱戦の末、惜しくも3対6で敗れた。 決勝戦は松山坊っちゃんスタジアムで行われ、神戸弘陵学園高と読売ジャイアンツが激突。神戸弘陵学園高が7対0初優勝を果たした。高校の優勝は2015年の京都外大西高校以来9年ぶり3校目の快挙。今大会は履正社高も準決勝進出を果たすなど、高校勢の健闘が目立つ大会となった。 最優秀選手賞は、決勝戦で4安打完封勝利を果たし、大会通算でも17回無失点の快投を見せた、神戸弘陵学園の伊藤まこと投手が受賞した。
アスリートマガジン編集部