<直撃インタビュー>G指揮官がゴジラの横浜DeNA上陸を容認!
巨人の原辰徳監督(56)を7日、キャンプ地の宮崎で直撃。阿部慎之助(32)の一塁コンバート、ライバル広島に加わった黒田博樹(39)、横浜DeNAを3日間も視察した松井秀喜(40)のことなど、気になる質問をぶつけてみた。 ――リーグ4連覇、日本一奪回に向けてのキャンプが始まりました。 「22歳で巨人に入団して以来、現役の15年間をあわせると、ちょうど30年目のキャンプになるんですね。毎年、毎年、この時期は、新鮮な気持ちになって入れます。ただ、毎年毎年、シーズンが始まると厳しさを味あうことにもなるのですが。日本一奪還、うんぬんではなく、やれることをやる。そこでしょう」 ――阿部の一塁コンバートは、うまくいっていますか。私はイコール「阿部4番」の宣言であると受け取りましたが。 「ええ、ええ。慎之助の今シーズンの99パーセントは一塁です。小林をキャッチャーとして育てるためには、相川をFAでとりましたから。そこへの不安もありません。しかし、まだ4番は誰が打つかわかりません。去年の慎之助の成績(打率・248、19本、57打点)ならば7番でしょう。村田も去年の成績(打率・256、21本、68打点)ならば8番バッターです。彼らは、その苦しんだものを胸に取り組んでくれています」 ――下手をすれば、今季もまた日替わり打線になるのかもしれないのですね。FAでは、大きな補強はできませんでした。ピッチャーはマイルズ・マイコラス(26)とアーロン・ポレダ(28)を獲得しましたが、沢村を後ろに回して、西村を前へ配置転換したと聞きますが、菅野、内海、杉内、大竹に続く5人目、6人目の先発の名前がすっと浮かびません。 「(FA移籍組の)相川、金城が必死にやっていますよ。その姿が若手だけでなくベテランにもいい刺激になっています。ピッチャーでは、外国人を2人とったので若手を含めて、ローテーション争いが起きています。小山は昨年の終盤は、ローテーションに入りかけました。その小山、宮国ら若いピッチャーがローテーションに入ってこなければならないと期待しています」