石川発コース、敦賀へ 並行在来線「一万三千尺物語紀行」
北陸三県並行在来線周遊促進キャンペーンの特別運行「一万三千尺物語紀行」の石川発コースは13日行われた。あいの風とやま鉄道の観光列車「一万三千尺物語」がIRいしかわ鉄道金沢駅から、ハピラインふくい敦賀駅まで走り、県内外から参加した37人が特別な列車旅を楽しんだ。 列車は木をふんだんに用いた内装や、車窓を向いた座席などが特徴。家族で参加した茨城県取手市の冨山壮史さん(47)は「この列車が初めて福井まで乗り入れる機会。JR時代とは違う旅を楽しみたい」と話した。車内では石川県産の「ひゃくまん穀」や能登牛、加賀野菜を用いた料理が出され、加賀温泉駅では山代大田楽が上演された。武生駅では越前そばが振る舞われた。 特別運行は3県と3セク鉄道3社が連携し、北陸ディスティネーションキャンペーンに合わせて開催した。14日は福井駅~富山駅のコースが運行される。