昨年8人も増え活気 三重・松阪ガイド友の会が総会
コロナ禍経て「新しいこと挑戦」
松阪ガイドボランティア友の会(山田大路信久会長、39人)は20日午前9時20分から三重県松阪市船江町の松阪公民館で本年度総会を開き、新たに8人が入会するなどの昨年度の活動報告や本年度の事業計画などを承認した。新会員からは入会動機について、コロナ禍を経て新しいことをしてみたかったなどの声が聞かれるとしている。 松阪ガイドボランティア友の会は1987(昭和62)年2月、「松阪ガイドの会」として5人で始まり、96(平成8)年10月に現在の名称に。会員数は2009(平成21)年度の50人をピークに減少に転じ、14(同26)年度以降は30人台前半から半ばで推移してきた。会員になるにはガイド養成講座を修了する必要がある。 この日の総会には31人が出席。山田大路会長は8人が入会したことや、3月に松坂城跡で開かれた宣長まつりでは「臨機応変のガイドが好評だった」ことなどを挙げてあいさつした。 昨年6~11月まで実施した講座(全5回)は10人が受講し、うち40代から70代の8人が修了して入会。20(令和2)年の前回講座は5人の受講で4人が入会した。新会員からは「コロナ(の感染対策に伴うさまざまな制限)が緩和され、新しいことをしてみたかった」などの動機が聞かれたとした。 山田大路会長(73)=殿町=は「会員が増えて活気が出てきた。おもてなしの気持ちを持ち、松阪に来て良かったという声が聞けるガイドをしていきたい」と話した。 本年度は、12月に戦国武将で松阪開府の祖・蒲生氏郷のゆかりの地として滋賀県日野町と、京都への県外研修会などを予定している。