アジア杯8強敗退でも「学ぶべき」 中国メディアが日本の進化を分析「差はますます広がっている」
現地時間2月10日、アジアカップの決勝が行われ、開催国のカタールがヨルダンを3-1で撃破。2019年大会に続く連覇を達成した。 【動画】韓国メディアが猛反発 ヨルダンイレブンの国旗掲揚シーン 中東勢の躍進が目立った今大会にあって、優勝が期待されていた日本は準々決勝でイランに1-2で敗戦。ベスト8で涙をのんだ。 個々のハードワーク不足や不徹底な戦術など、まさかの結果に終わった森保ジャパンに対しては、さまざまな批判が飛んだ。ただ、全5試合で12得点を挙げた攻撃力には賞賛の声も集まっている。 「我々のサッカーと日本との差はますます広がっている」 そう強調するのは、中国のスポーツポータルサイト『捜狐』だ。2分け1敗で1次リーグ敗退の憂き目にあった母国代表について「我々は早急に国内リーグにおける運営メカニズムやユース年代のシステム構築を、改善するために努力する必要がある。そして、より多くのことを日本のサッカーから学ばなければならない」と投げかけている。 さらに「ユース年代の育成は全ての基礎になり、代表チームの総合力を向上させる。多くのタレントをヨーロッパに活かせている日本から選手育成の手法を取り入れなければいけない」と強調した同サイトは、「日本の成功体験からは多くを学べる」と断言している。 「日本は、技術トレーニングと戦術的思考の育成に重きを置いた選手育成のために多額の投資を行っている。これによって彼らは、より熟練した選手を多数輩出し、代表チームの成功に繋げている。中国もこうした経験から学び、システムの構築を強化しなければならない。 また、国内のプロリーグに関しても、日本からは得るべきものがある。彼らのリーグは競争力が高く、数多くの優秀な選手やコーチを惹きつけており、それが結果的にリーグのレベルを向上させるだけでなく、代表の基盤構築のための蓄えにもなっている」 日本国内での厳しい声とは裏腹に、森保ジャパンへのリスペクトを寄せている中国。今大会の惨敗を受け、「学び」を得ようと前を向く彼らは、東アジアの“強敵”になっていくかもしれない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]