ショッピングセンターの空き売り場解消へ同業者連係 福井県、情報集約しマッチング
福井県内のショッピングセンター(SC)が7月25日、空き売り場対策の窓口を一元化する組織を立ち上げた。個別では出店希望者情報の収集力が限られるといった課題を、同業の連携で克服する全国的にも珍しい取り組み。各SCの負担を抑えながら、立地地域に必要とされる機能を強化していく。 SCを運営する県内9協同組合でつくる県共同店舗協同組合連合会内に、「リーシング事業部」を設立した。当面は各SC事務局メンバーが兼務し、将来的には専属職員の雇用を目指す。オブザーバーとして福井県中小企業団体中央会と県が参加。各SCが推薦する不動産業者や金融機関の協力を得る。 情報一元化の対象SCはベル、パリオ、エルパ(以上福井市)、アミ(坂井市)、勝山サンプラザ(勝山市)、ヴィオ(大野市)、メルシ(越前町)、レピア(若狭町)の8施設。1カ月以内にホームページを立ち上げ、出店者が情報を得やすい環境を整える。出店希望などの問い合わせは、エルパ内の同連合会事務局=電話0776(57)2525。
福井新聞社