プラカード「心を込めて」揮毫 仙台育英の書道部 /岩手
<第91回センバツ> 「書の甲子園」の愛称で親しまれている第27回国際高校生選抜書展(毎日新聞社、毎日書道会主催)団体の部で初の全国優勝と4年連続の東北地区優勝に輝いた仙台育英学園高(宮城)の書道部が、3月23日に甲子園球場で開幕する第91回選抜高校野球大会の開会式の入場行進で使われるプラカードの校名を揮毫(きごう)した。 揮毫は書の甲子園で地区優勝した全国11校が分担。仙台育英は、センバツに出場する盛岡大付など3校を担当した。書道部顧問の渡辺章紀教諭はプラカードの文字について「常用漢字は誰が見ても分かる文字であるが故に書道の実力が試される」と話す。 盛岡大付を担当した大宮望依瑠(のえる)さん(1年)は「野球部員の『勝ちたい』という思いを字の力強さに込めて、応援するような気持ちで書きたい」と選手たちにエールを送った。 渡辺教諭は「書道部の部員たちも心を込めて楽しんで書いているので、選手たちもグラウンドでのびのびと楽しく野球をやってほしい」と願う。 半紙に一文字ずつ記した校名はデジタルデータ化され、プラカードに転写される。【大谷麻由美】