高郷町で起きた不審火とみられる建物火災現場

　喜多方市高郷町で6月に発生した倉庫の放火事件で、非現住建造物等放火の疑いで逮捕された同市高郷町上郷字山中丙、無職の男（54）が人けのない場所を狙って放火していたとみられることが8日、捜査関係者への取材で分かった。男は「今回の倉庫以外の火災にも関わった」という趣旨の供述をしており、喜多方署は他の火災にも関与しているとみて調べている。 　同署や喜多方市によると、高郷町では昨年度以降、9件の不審火があった。このうち今回を含む4件は空き家や倉庫で人の出入りが少ない場所だった。いずれも夜間から早朝にかけての出火だった。ほか5件は山林の下草などを焼いた。同署は8日、男を送検した。