写真：アーセナル戦で存在感を発揮した遠藤航

現地時間12月21日から24日にかけて、プレミアリーグ第18節の試合が行われた。マンチェスター・シティ vs ブレントフォードの試合は、マンチェスター・シティがFIFAクラブワールドカップに参戦していた影響で延期となっている。 【動画】首位決戦で攻守にわたって絶大な存在感を発揮！ 遠藤航 ダイジェスト リヴァプール vs アーセナル プレミアリーグ第18節 首位攻防戦となったリヴァプール vs アーセナルは開始4分、FKからDFガブリエウがヘディングシュートを決めてアウェーのアーセナルが先制。しかしリヴァプールも強度の高いプレーで相手の攻撃を寸断しつつ反撃に転じると、29分には自陣からの縦パスに抜け出したモハメド・サラーがカットインから左足を振り抜いて同点ゴールを奪う。その後も見応えのある攻防が続いたもののスコアは動かず、1－1の痛み分けに終わった。リヴァプールの遠藤航はアンカーの位置で先発フル出場し、ボール奪取やビルドアップで貢献。コスタス・ツィミカスがブカヨ・サカとの競り合いで右鎖骨を痛めて35分に交代したのが今後に向けての不安材料となった。 三笘薫が先発出場したブライトンはアウェーでクリスタルパレスと対戦。両チームがチャンスを作る中で迎えた前半アディショナルタイム、GKへのプレスでボールを奪ったクリスタルパレスは、ミカエル・オリーセのクロスをジョルダン・アイェウが頭で合わせて先制に成功。後半はブライトンが猛攻を仕掛け、82分に右サイドからのクロスをダニー・ウェルベックが頭で合わせて同点に追いつく。しかしその後スコアは動かず、1－1でタイムアップを迎えた。三笘は80分にドリブルを仕掛けた際に左足首を負傷し、83分で途中交代。後に自身のSNSで「少し離脱」することを明らかにしている。 アストンヴィラ vs シェフィールド・ユナイテッドの試合が動いたのは終盤に差し掛かってから。87分、左からのクロスをキャメロン・アーチャーが押し込んでシェフィールド・ユナイテッドが先制したものの、アストンヴィラも粘りを見せ、90+7分にニコロ・ザニオーロ左サイドからのアーリークロスに走り込みながら頭で合わせて同点に。試合は1－1のドローに終わった。エヴァートンとホームで対戦したトッテナムは、9分にリシャーリソンが3試合連続ゴールを決めて先制すると、18分にはソン・フンミンが追加点。終盤に1点を返されたものの逃げ切りに成功し、3連勝を飾った。エヴァートンのリーグ戦連勝は4でストップしている。 ウェストハム vs マンチェスター・ユナイテッドの一戦は前半をスコアレスで折り返すと、72分には浮き球のパスに走り込んだジャロッド・ボーウェンが押し込んでウェストハムが先制。78分には相手のミスを突いてショートカウンターを仕掛け、モハメド・クドゥスが追加点を奪う。ウェストハムが2－0で勝利を収め、マンチェスター・ユナイテッドはリーグ戦8敗目を喫した。ウルブス vs チェルシーの一戦は51分、CKからマリオ・レミナがヘディングシュートを決めてウルヴスが先制すると、90+3分には相手DFが処理しきれなかったボールをマットオ・ドハティが流し込んで追加点。チェルシーもその3分後、クリストフェル・エンクンクがヘディングで移籍後初ゴールを決めて追い上げたが、あと一歩届かず2－1でタイムアップ。チェルシーもリーグ戦8敗目となった。 バーンリーは後半に2ゴールを奪い、フラムに完封勝利。ルートン・タウンは25分にアンドロス・タウンゼントが決めたゴールを守り抜き、ニューカッスルに1－0の勝利を収めた。ヌーノ・エスピリト・サント新監督の初陣となったノッティンガム・フォレストはホームでボーンマスと対戦。23分にウィリー・ボリが2枚目のイエローカードで退場処分になるなど不利な状況に立たされながらも粘り強く戦ったが。ドミニク・ソランケがハットトリックを決めたボーンマスが3－2で勝利を収めた。

◉プレミアリーグ 第18節 結果

クリスタルパレス 1－1 ブライトン アストンヴィラ 1－1 シェフィールド・ユナイテッド ウェストハム 2－0 マンチェスター・ユナイテッド フラム 0－2 バーンリー ルートン・タウン 1－0 ニューカッスル マンチェスター・シティ 延期 ブレントフォード ノッティンガム・フォレスト 2－3 ボーンマス トッテナム 2－1 エヴァートン リヴァプール 1－1 アーセナル ウルブス 2－1 チェルシー