《ブラジル》文協評議員会 臨時収入でなんとか実質黒字に エ婦人会寄付や史料館入場者増が貢献
ただし、減価償却(高額な機械設備や内装設備などを長期間使用し、経年劣化が生じるような資産の取得価格を、耐用年数に応じて1年ずつ分割して経費計上すること)という税金を減らす会計処理をすることで、数字上は17万2083・30レアルの赤字になるなどの報告が行われた。 ファブリシオ・コイケ会計監査による報告書には、1995~2005年の日本語学校教師雇用主側INSS支払いの法的借財問題に関して、法務委員会のアドバイスに従って適切な法的対処が施されており、万が一敗訴した場合のために補償する財産を準備していることなども指摘されており、監査役を代表して清原健児氏は「適切な会計報告だと認める」と報告し、着席承認された。 石川会長が最後に、4日の岸田総理歓迎会に向けて、「できるだけ多くの参加者を」と呼びかけを行い閉会した。評議員会参加者はエスペランサ婦人会の寄付金で回収した文協庭園の再オープンセレモニーに向かった。