家族連れら1317人来場 氷見・お菓子の美術館 メルヘンの世界「かわいい」
氷見市芸術文化館で北陸初開催の「お菓子の美術館~渡辺おさむスイーツアートin氷見~」(富山新聞社、北國新聞社主催)は19日、県内外から訪れた大勢の家族連れらでにぎわった。併設のイベント「まぜこぜ富山in氷見」との相乗効果で1日の観覧者数は会期中2番目に多い1317人に上った。来場者はメルヘンの世界に「かわいい」と声を上げた。 【写真】大勢の来場者でにぎわう「まぜこぜ富山in氷見」=氷見市芸術文化館 「かわいい。お菓子の世界に住んでみたい」。立山町北部小1年の中川うたさん(6)は目を輝かせた。友人の立山中央小1年の澤井環さん(6)と妹のすみれちゃん(2)も「かわいい。食べたくなる」と笑顔を浮かべた。 富山市八尾小3年の野口蓮乃さん(8)は「本物のお菓子みたい」と話した。滑川市寺家小5年の土井桜歩さん(10)は「一つ一つ作るのが大変だったと思う」と現代美術作家の渡辺おさむさんに思いを寄せた。家族4人で訪れた小矢部市の吉田雄大さん(39)は「作品が多くてすごい」と感想を語った。 県外の家族連れも多く、父母と観覧した野々市市御園小2年の井戸結菜さん(7)と弟の陸翔ちゃん(4)は「かわいい。お菓子みたい」と話し、岐阜県高山市から訪れた小学3年の反中澪さん(8)と妹の梨沙さん(6)は「お菓子でいろんなものが作られていてすごい。おなかがすいてきて食べてみたい」と笑顔を見せた。 ●20日、児童同伴で割引 20日は氷見市の小学校運動会の振替休日キャンペーンが行われる。小学生以下の子どもと同行した18歳以上の大人の当日観覧料が200円引きとなる。 ●買って食べて被災地を応援 富山、石川から出店 会場の青空広場では「まぜこぜ富山in氷見」が開かれ、富山、石川の約25店が出店し、大勢の来場者がまぜこぜになって地震で大きな被害を受けた氷見で買って食べて応援した。 会場には、被災した氷見市の海鮮料理店や水産加工店、高岡市伏木地区の和菓子店、石川県中能登町のパン・菓子店などが出店し、多くの人が長い列をつくって自慢の味を買い求めた。イベント支援協力金の入場料は1人500円(小学生以下は無料)で、経費を除いた額は義援金として氷見市に寄付する。