最低賃金980円、全国最大「84円増」の徳島で中小企業に一時金…正規1人5万円・非正規3万円
11月から徳島県内で新たな最低賃金980円が適用されたことを受け、県は2日、県内の中小事業者が従業員の時給を930円未満から980円以上に引き上げた場合に支給する一時金の申請受け付けを開始した。
県内の最低賃金については、徳島地方最低賃金審議会が8月29日、全国で最も高い84円増の980円にするよう答申。11月1日から適用された。県は事業者に対し、激変緩和の支援策として9月定例会の補正予算で計11億円を充てていた。
支給額は正規雇用1人5万円、非正規同3万円で、1事業者あたり最大50万円。県内で勤務する従業員を対象に今年4月1日~11月1日に賃上げを実施していることが条件となる。
申請は必要書類を県賃上げ支援事業運営事務局(〒770・8055 徳島市山城町東浜傍示1の1、テレコメディア内)へ郵送するか、9日以降にホームページから行う。締め切りは来年2月28日(必着)。問い合わせは同事務局(088・603・8060)。
また県は2日、賃上げや生産性を高める設備投資への補助など、県や国の支援事業の相談に応じる「ワンストップ相談窓口」(0120・967・951)を、徳島働き方改革推進支援センター(徳島市)に開設した。平日午前9時~午後5時に対応する。