心地好いバウンス感を追求した人気シリーズ最新作! アシックス「NOVABLAST 4」に秘められたテクノロジーとは
アッパーにはウーブン素材を採用しました。軽量で伸縮性に優れた素材です。また前足部とシュータンに孔を多く設けることで通気性を高めています」
サステナビリティにも配慮されたシューズ
FF BLAST PLUS ECOは、軽量で柔らかく跳ねるように反発するFF BLAST PLUSの機能はそのままに、素材の約24%を植物由来に変えた環境に配慮されたフォーム材。ソールの厚さが最大41.5mm(ミッドソールは最大31.0mm)、ドロップが8mmというスペックは前作同様だ。 昨年発売された「GEL-KAYANO 30(ゲルカヤノ 30)」(同じくミッドソールにFF BLAST PLUS ECOを採用)は、アシックスとして初めて製品ライフサイクル(材料調達・製造・輸送・使用・廃棄)で排出される温室効果ガス排出量(カーボンフットプリント)が表示されたが、「ノヴァブラスト 4」についてもカーボンフットプリントが明示されている(11.2kg CO2e)。 アシックスは2050年までに事業における「温室効果ガス排出量実質ゼロ」の実現に向けた取り組みを行っており、カーボンフットプリントの表示もその一環。今後も、カーボンフットプリントの表示は順次行っていく予定だという。
人気モデル「スーパーブラスト」とはどう違う?
前作「ノヴァブラスト 3」からのアップデートは確認できたが、「スーパーブラスト」との違いも気になるところ。 「ノヴァブラスト 4とスーパーブラストではミッドソールの素材も厚さも異なります。スーパーブラストのミッドソールは2層構造で、その大部分はFF BLAST TURBO(エフエフ ブラスト ターボ)というトップレーシングシューズのメタスピードシリーズにも採用されている反発性の高い素材です。 また、ソールの厚さはノヴァブラスト 4が最大41.5mmで、スーパーブラストが最大45.5mmとなっています。走行時に得られる反発性はスーパーブラストの方が高いですが、ノヴァブラスト 4はミッドソール素材の柔らかさを感じやすいシューズになっています。 どちらのシューズも“跳ねる感覚”に注力していますが、その跳ねる感覚をミッドソール素材の違いと厚みで差をつけているというのが2モデルの違いです」