バルセロナ、レヴァンドフスキが復活!2024年に入り9得点…1カ月半でシーズ前半戦のゴール数に並ぶ | ラ・リーガ
バルセロナFWロベルト・レヴァドフスキが、かつての輝きを取り戻しつつある。 バルセロナ加入シーズンとなった昨季、ラ・リーガで23得点を記録して優勝に大きく貢献するなど、ワールドクラスとしての実力を遺憾なく発揮したレヴァンドフスキ。しかし今季は、チーム全体と同じく低調なパフォーマンスが続いていた。 35歳という年齢から衰えも指摘されていたレヴァンドフスキだが、2024年に入って若さを取り戻しつつある。8月から12月までの5カ月間、公式戦で9ゴールしか記録していなかったバルセロナのエースは今年、約1カ月半で同じだけのゴールを記録(公式戦34試合18得点)。なおかつ、ここ4試合では5得点を決めている暴れっぷりだ。 レヴァンドフスキがゴールを決められている要因の一つは、そのプレーに往年のキレが戻ってきているからにほかならない。 2得点を記録したラ・リーガ第25節セルタ戦(2-1)の1点目は、ファーストタッチでボールを前に押し出してからシュートを決め、明確なプレービジョンとそれを実行する能力を誇示。さらにチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグ、ナポリ戦(1-1)ではペドリの股抜きスルーパスからペナルティーエリア内に入り込み、右足をコンパクトに振るシュートで自身も相手選手の股を抜いてネットを揺らしている。 なおレヴァンドフスキがCLでゴールを決めたのは、昨年9月のグループステージ第1節アントワープ戦(5-0)以来、5カ月ぶりのこと。また35歳184日でのゴールは、バルセロナのCLノックアウトラウンドでの最年長記録となった。これまでの記録保持者は、やはり現インテル・マイアミFWリオネル・メッシで、2021年3月のPSG戦で33歳259日でゴールを決めていた。 チャビ監督の今季限りでの退任が決まって、それを“ブースト”としてシーズン終盤戦に立ち向かうバルセロナ。エースであるレヴァンドフスキの復調は、心強い限りだろう。なおチャビ監督はナポリ戦終了後、同選手について次のように語っていた。 「私にとってはゴールよりも、チームのためにプレーしていることの方が重要だ。ポゼッション、デュエルの勝利、ハイプレス、ボールを失った後のプレス、シンプルにプレーすることなどで、彼は一歩を踏み出した。ロベルトは現在、火がついている状態で、だからこそゴールも決まっている」 「私は彼と何度も話し合った。ロベルトは生来のリーダーであり、いつだってプレーの向上を望んでいる。今季終盤、チームにとって大きな助けになるだろうね」