ハマス奇襲関与疑惑の9人特定 国連、1人は死亡
【ニューヨーク共同】国連のグテレス事務総長は28日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のスタッフ12人が昨年10月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲に関与したとの疑惑で、9人の身元を特定し、調査を進めていると明らかにした。ほか1人は既に死亡しており、残る2人の身元特定を進めている。 歴史が生んだ「世紀の難問」…イスラエル、パレスチナの争いはなぜ始まった 基礎から解説
声明によると、UNRWAのラザリニ事務局長は9人との契約を即時打ち切った。いずれのスタッフの業務内容も明らかにしていない。グテレス氏は「テロ行為に関与した職員は刑事訴追も含めて責任を問う」と強調した。 疑惑を受け、米英などがUNRWAへの資金拠出を一時停止した。