岡山県新見市長選で買収、前市長の戎氏と妻を書類送検 車上運動員2人に過大な報酬支払い、容疑で県警
11月17日投開票の岡山県新見市長選で車上運動員に過大な報酬を支払ったなどとして、岡山県警は19日、公選法違反(買収)の疑いで、落選した戎斉前市長(68)と妻(65)、報酬を受け取った車上運動員2人の計4人を書類送検した。 関係者によると、戎前市長と妻は7日間の選挙期間中、車上運動員2人に公選法が定める限度額(1日当たり1万5千円)を超える1日3万円の報酬をそれぞれ支払い、運動員2人は受け取った疑いが持たれている。 これまでの山陽新聞社の取材に戎前市長は「公選法のことが頭をよぎったが、代わりがいなかったので運動員に求められた額を払ってしまった」と話していた。