全日本ジュニアに車いすテニス部門が新設。大会アンバサダーに国枝慎吾氏

左から大会ディレクターの奈良くるみ氏、大会アンバサダーに就任した国枝慎吾氏、日本テニス協会の土橋登志久専務理事

今年8月26日～9月6日に行われる「ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権」に、ジュニア大会では国内初となる車いすテニスの種目を新設。大会アンバサダーには、グランドスラム通算50勝の国枝慎吾氏が就任した。 【画像】国枝慎吾氏の大会アンバサダー就任会見の様子 6月4日に東京都内で行われた就任会見に、公益財団法人日本テニス協会の土橋登志久専務理事や大会ディレクターの奈良くるみ氏らとともに出席した国枝氏。ユニクロ全日本ジュニア選手権に車いすテニス部門が新設されることは大変喜ばしい」と関係者への感謝の気持ちを口に。 「グランドスラムでも車いすテニスが行われ、垣根を超えた大会運営は他のスポーツと比較してもテニスはとても進んでいる。本大会のように同じ大会の中で同時開催されることが、選手たちのモチベーション向上や障がい者スポーツの振興において非常に重要だと思う」と車いすテニス種目を追加する意義を述べ、「車いすテニス選手にとって“最大目標”となる大会にしていきたい」と語った。 今大会のシングルス優勝者とベスト＆フェアプレー選手には、健常者と同様に副賞としてアメリカで行う海外派遣プログラムの機会を提供。同大会のアンバサダーの錦織圭（ユニクロ）とともに国枝氏も参加することが発表され、副賞パネルに「アメリカで待ってるぜ！」と書き込み、出場選手にエールを送った。