【令和6年初場所予想番付】
令和6年初場所予想番付
宇良は念願の新三役へ。大の里がいよいよ新入幕 九州場所では、3人いた関脇のうち、若元春が6勝9敗と平幕への転落やむなしの星に。三役が1人減って、平幕が東西17人ずつになりそうだ。 このため、平幕力士は昇降の枚数だけ見ると上がり幅が小さく感じられるが、実質的な順席としては、同じ地位でも半枚ずつ上がっている計算になる。 幕内上位では、西の筆頭で勝ち越した宇良が、ついに念願の新三役となる見込みだ。九州場所で最後まで優勝争いに絡んだ熱海富士は東筆頭に留まることになるか。いずれにしても、三役総当たりの地位には初挑戦。 また、十両で12勝を挙げ、優勝決定戦に進出した大の里が、デビューから5場所目でいよいよ新入幕することになる。ほかには島津海が新入幕。 今回、意見が分かれそうなのは幕下と十両の入れ替えだ。幕下5枚目以内に4勝3敗が4人いて、6枚目に6勝、5勝がいる。幕下から誰を上げるか。 最近の傾向をなぞると、同様のケースでは6枚目以下の大勝ち力士が上げられることはなく、5枚目以内の4勝の力士のほうが上げられている。ここでは、十両力士との対戦が組まれ、それぞれ2勝を挙げている欧勝海、栃武蔵が十両に昇進すると予想した。そうなると、西幕下筆頭で6勝を挙げた尊富士と、欧勝海が新十両の見込み。 また、これも最近の傾向では、十両の下位で大負けした力士が幕下に落とされるケースが少なくなっている。今回も幕下とのいわゆる「入れ替え戦」の組み方や結果などから推理すると、千代丸、天空海、天照鵬らは十両残留と予想できる。さらに十両尻近くで6勝、7勝だった力士もいるため、この辺りはかなりダンゴ状態になり、大負けでもほんの少ししか番付の落ちない力士が出てきそうだ。 令和6年初場所予想番付
相撲編集部