ビルドアップのミスはピッチが原因? ペップは“弟子”マレスカのスタイルを支持 「エンツォが何をしようとしているのかは理解している」
開幕戦でも戦う両者
アメリカでのプレシーズンマッチでマンチェスター・シティと対戦したチェルシー。 プレミアリーグの開幕カードでもある両者の戦いは注目を集めたが、チェルシーは2-4で敗戦した。多くの主力メンバーがまだ合流しておらず、若手中心のシティを相手に4失点を許したチェルシー。特に懸念されているのがビルドアップのミスだ。 エンツォ・マレスカ監督が指揮官に就任した新生チェルシーは後方から繋ぐスタイルをとっているが、この試合ではシティの前からのプレスに苦戦。ゴールに直結するミスも多く、ファンの中には開幕戦の前に不安を抱く者も出てきていると『METRO』は報じている。 そんななか、対戦相手のシティ指揮官ペップ・グアルディオラはマレスカ・チェルシーの後方でのビルドアップミスについて問われると、「ピッチコンディションが原因で起きてしまったんだ」とコメント。さらに「しかし、スタンフォード・ブリッジではこのようなことは起こらない」と、この試合と開幕戦は関係ないと言及した。 また「これは言わせてほしい。エンツォが何をしようとしているのかは理解しているし、それはいいことだと思う。 彼が友人だからそう言っているわけではない」と、自身の下でアシスタントコーチを務めたことがあるマレスカ率いるチェルシーのサッカーを支持した。 この試合はビルドアップのミスをシティが逃さず得点に繋げたこともあり、ミスの方に目がいくが、昨季のチェルシーにはなかったようないい形もいくつか見せていた。まだマレスカのスタイルもチームに浸透している最中であり、プレシーズン中で色々試しているところだろう。 チェルシーの復権に向け、マレスカにかかる期待は大きいが、見事その大仕事をやってのけることができるのか、注目だ。
構成/ザ・ワールド編集部