ソチ五輪のフィギュアスケート団体戦 どうやってメダルが決まる?
■五輪で初めて採用された団体戦とは ソチ五輪で、五輪としては初めて採用されたフィギュアスケート「団体戦」。日本をはじめ、GPファイナル終了時のポイントランキングにより、カナダ、ロシア、アメリカ、イタリア、フランス、中国、ドイツ、ウクライナ、イギリスの10カ国が参加しメダルを争うが、ソチ五輪のフィギュア団体戦のルールは? どのようにメダルが決まるのだろうか。 【動画】フィギュアスケートのジャンプの見分け方を解説
■各国の出場選手は? チーム構成は、個人戦に出場する選手から、女子シングル1名、男子シングル1名、ペア1組、アイスダンス1組。各国は、最低3種目に出場しなければならない。SP(ショートプログラム)、あるいはSD(ショートダンス)とフリーで、2種目2人まで選手を変えることができる。ペアとアイスダンスは1組を1人と計算する。 ■どうやって順位を決めるのか まず、SPとSDの結果でフリーに進める上位5カ国が決定する。ショートとフリーを合わせた成績でメダルが決まるが、順位はスコア(得点)ではなく、ポイントで計算する。1位10P、2位9P、3位8Pと順位が下がるごとにポイントが1Pずつ減り、最下位は1Pで、欠場の場合は0Pとなる。ポイントが同点の場合は、それぞれのチームの異なる種目の上位2つの獲得順位ポイントを計算し、順位を決定する。そのポイントが並んだ場合は、その上位2種目の合計スコア(得点)。合計スコア(得点)が同じ場合は、3つの異なる種目の上位3つのポイントで計算、それでも並んだ場合は、その3種目の合計スコアで決まる。スコアでかなりの差が出ても、ポイントは1位と2位では1Pしか差がつかない。そこがどう影響するか。 ■日本チームは? SPとSDの合計ポイント上位5カ国までしか、フリーに進めないため、メダル獲得へSPでポイントを稼いで、まずはフリーに進みたい。ゆえに、日本は男女シングルのSPがカギと言われている。