【最速レビュー】ビヨンセのコンサート映画『RENAISSANCE: A FILM BY BEYONCÉ』でわかった12の真実
今年5月10日にスウェーデンのストックホルムで開幕したビヨンセの「ルネッサンス」ツアー。2022年7月にリリースされた最新アルバム『ルネッサンス』の楽曲に加え「Crazy In Love」「Drunk In Love」などこれまでの大ヒット曲を加えた豪華なナンバー、迫力あふれるセット、そしてオリジナリティに富んだゴージャスな衣装が観客を熱狂させた。そのステージの様子を収録した映画『Renaissance: A Film By Beyoncé』がついに日本でも12月21日(木)に公開。 【写真】おしゃれ歌姫ビヨンセの誕生~最新ファッションまでの変遷ストーリー
ビヨンセが自ら監督、ツアーの制作過程から楽屋での様子まで追った今作には彼女の素顔と今の彼女が伝えたいメッセージが詰まっている。そこで今回は今作で明らかになったビヨンセとこのツアーに関する12の真実をレポートする。 最後のページを読む頃には13番目の真実を探しに、スクリーンでビヨンセを見たくなるはず。
誰しも受け入れる“安全な場所”=ビヨンセのツアー「ルネッサンス」
歴史や美術の用語としておなじみの「ルネッサンス(再生)」。この言葉にどんな思いを込めたのか、ビヨンセ自身が今作の中で語っている。 ツアーを「誰もジャッジされない、すべての人にとって安全な場所、セーフスペースにしたかった」「人種や性別を超えてすべての人が自由になれる場所を目指した」という。多様なバックグラウンドを持つダンサーやバンドメンバーを起用しているのもその表れ。
ビヨンセが弱音!? 表舞台では見られないレアな姿も…
写真:ブリュッセル KING BAUDOUIN STADIUM 公演2023年5月14日 今回のツアーの制作期間は構想を含めて約4年。常に時間に追われ、「44日間、1日も休みがなかった」こともあったと語っている。ファンの前には常に完璧な姿で登場、ミス1つないパフォーマンスを見せる彼女だが、今作では痛めた脚にサポーターをつけてケアしている様子もちらりと見せる。さすがのビヨンセも「私はマシーンではなく人間」と思わず吐露。生身の彼女を感じさせるレアな瞬間である。