ユネスコ「無形文化遺産」に日本の「伝統的酒造り」が登録へ 山口県内の酒蔵からも歓迎の声
KRY山口放送
ユネスコの「無形文化遺産」に日本の「伝統的酒造り」が登録されることが決まりました。 山口県内の酒蔵からも歓迎の声が上がっています。 ユネスコ政府間委員会は、日本酒や焼酎、泡盛などを造る技術である「伝統的酒造り」をユネスコの無形文化遺産に登録することを決めました。 「長陽福娘」などの銘酒で知られる萩市の岩崎酒造です。 岩崎喜一郎社長は県酒造組合の会長を務めていて、今回のユネスコの「無形文化遺産」について、日本酒を自分たちの大切な文化ととらえ、より身近に楽しんでもらえればと歓迎しています。 (岩崎酒造 岩崎喜一郎社長)「どのように地域や歴史と関わってきたかというところも含めて評価されているということで、私たちもこの長い歴史をもつ日本の酒造りに携わる者として本当に喜ばしい。」 山口県内24の酒造場が加盟する県酒造組合によると、2023酒造年度(2023年7月~2024年6月)の出荷量は804万4000キロリットルで、前年度と比べてやや少なくなったものの10年前と比べて2倍以上の伸びとなっています。 国内での無形文化遺産の登録は「歌舞伎」や「和食」などに続き、「伝統的酒造り」が23件目となります。