日本はグループステージで25戦無敗だった

２試合で４失点と安定感を欠く日本守備陣。インドネシア戦でテコ入れはあるのか。写真：梅月智史（サッカーダイジェスト写真部／現地特派）

　優勝候補筆頭と目されていた日本代表がグループステージでまさかの黒星。しかもイラクを相手に喫した完敗劇はアジア各国に衝撃をもたらした。 【PHOTO】日本代表のイラク戦出場16選手＆監督の採点・寸評。全員が及第点以下の厳しい評価。最低点は守備者の２人 　カタールで開催中のアジアカップ2023。森保ジャパンは現地金曜日にグループステージ第２節をイラクと戦い、１－２で敗れ去った。開始５分にあっさり先手を取られると、すぐさま反撃に転じて攻撃を強める。しかし決定機はなかなか掴めず、逆にカウンターから痛恨の２失点目を献上。後半もイラクの堅陣を攻めあぐね、ようやく得たＰＫはVARで取り消しとなる。アディショナルタイムにＣＫから遠藤が１点を返すのが精一杯だった。 　中国のスポーツメディア『Sohu.com』は「まさか日本がイラクに負けるとは想像していなかった。しかも守備がよもやの崩壊。前半だけで０－２とは！」と驚きをもって報道。そのうえで「終わってみればイラクの闘争心と戦術が際立ったと称えるほかない」と評した。 　 　さらに同メディアは「これで日本が積み重ねてきた３つの馬鹿げた偉業がついに止まったのだ」と説明。国際Ａマッチの連勝記録は「10」でストップ。さらにアジアカップのグループステージでは目下９連勝中だったがこれも停止した。そしてもうひとつは、同じくグループステージにおける大記録だ。日本は1988年大会で敗れて以来、グループステージでは25戦無敗（19勝６分け）だったが、これも36年ぶりにイラクに打ち砕かれた。ちなみに日本がイラクに敗れるのは40年ぶりだという。 　ド派手だった試合展開のみならず、アジアカップの歴史と記録においても「日本敗北」はショッキングなニュースとなったようだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部