テスラの大型蓄電システム「メガパック」、上海工場が5月着工 25年1~3月期に量産開始
米電気自動車(EV)大手テスラの大型蓄電システム「メガパック」の上海工場が、2024年5月に着工し、25年1~3月期に量産を開始する予定だという。米国国外では初のメガパック工場となる。 新たなメガパック工場は、テスラの上海ギガファクトリーからほど近い上海自由貿易試験区臨港新エリアに位置する。同社の発表によると、年産能力は1万台、蓄電量は計40ギガワット時(GWh)近くとなる。同工場で生産したメガパックは、全世界に供給される。 テスラの蓄電池事業は、同社の成長の新たな原動力になりつつある。15年には、産業用大型蓄電システムのメガパックと家庭向け蓄電池「パワーウォール」が米国市場向けに発売されている。同社の蓄電池製品は現在、65以上の国と地域で導入されており、その総蓄電量は10GWhを超えるという。 イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は蓄電池事業の成長に自信を示しており、将来的にはその収益がEV事業を上回る可能性もあるとの見通しを明らかにしている。 (36Kr Japan編集部)