「受託収賄認め反省」奈半利町元課長補佐に懲役4年6カ月《ふるさと納税汚職事件差し戻し審》【高知地裁】
高知さんさんテレビ
奈半利町のふるさと納税をめぐる汚職事件の差し戻し審で高知地方裁判所は主犯格の元課長補佐の男に懲役4年6カ月を言い渡しました。 判決を受けたのは奈半利町の元課長補佐柏木雄太被告(46)です。これまでの裁判で柏木被告は9197万円の収賄の罪を認め、共謀した両親が同額の追徴金を支払っています。 一方、179万円を受け取った受託収賄については「賄賂の認識がない」と無罪を主張。一審では認められたものの高松高裁は「事実誤認がある」として高知地裁に差し戻していました。 しかし今年8月からの差し戻し裁判で柏木被告は一転、「真実を明らかにしたい」と賄賂の認識があったことなどを認めました。 10月23日の判決で稲田康史裁判長は賄賂の金額や支払方法を具体的に指示するなど積極的に犯行を主導していたと指摘。「公務員の職務の公正及び社会の信頼が害された程度は大きい」とする一方、受託収賄を認め、反省の言葉を述べていることなどから懲役7年の求刑に対して懲役4年6カ月を言い渡しました。
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