キャプテン翼「ピースウォール」お披露目、翼が「戦争なくしたい!」 広島の新サッカースタジアムのコンコースに縦2メートル横8・6メートルの壁画、除幕式に高橋陽一さん
広島市中央公園(中区)のサッカースタジアムで31日、人気サッカー漫画「キャプテン翼」の巨大壁画「ピースウォール」が披露された。スタジアムは2月1日に「エディオンピースウイング広島」として開業。来場者に世界平和を呼びかける。 【写真集】エディオンピースウイング広島のキャプテン翼の巨大壁画 壁画は縦2メートル、横8・6メートルで、スタジアム東側2階のコンコースにある。原爆のきのこ雲や焦土と化した市街地、元中国新聞社カメラマンの故松重美人(よしと)さんが原爆投下当日に御幸橋西詰め(現中区)で撮影した市民の惨状の各写真を模写。主人公の大空翼が「どうして人間はいけないとわかっていて戦争を起こすのでしょう」「ボクはこの世界から戦争をなくしたい!」と訴えている。 スタジアムを管理するサンフレッチェ広島が、漫画の作者の高橋陽一さんに壁画の制作を依頼した。除幕式で高橋さんは「スポーツの力と夢と世界平和を感じられる場所になればいい」と期待した。 先だって完成式がスタジアム内であり、関係者約240人が出席した。
中国新聞社