世界での活躍広がるクラシックフィジーク 168cm以下級では新王者誕生
9月1日に宮城県で開催された、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)が主催の「第4回クラシックフィジーク選手権大会」。今年で開催4年目を迎え、各階級の出場者も増加しつつ、競技レベルも着実に向上している。ここでは、168cm以下級・171cm以下級の戦いを振り返る。 【フォト】世界一のクラシックボディも登場。168cm以下級・171cm以下級出場全選手ギャラリー
168cm以下級は、宮崎県の榎田三兄弟の次男・榎田一斗と、ジュニアカテゴリーから少しずつ成績を伸ばしてきた本間大地が優勝をかけてぶつかり、軍配は本間に上がった。これまでボディビルを中心に大会に出場を続けてきたが、ついに本領を発揮できる舞台で輝きを放った。
171cm以下級で優勝し、オーバーオール優勝も達成したのは、言わずと知れた五味原領。全4回中3大会でオーバーオール優勝、昨年から今年にかけては世界やアジアの舞台でも実績を残しており、まさに国内では無敵の存在。ある意味で日本におけるクラシックフィジークにて求められるボディの基準として、今後もこの競技を牽引していくだろう。
どちらのクラスも、昨年に続き、これまでメンズフィジークやボディビルなど他競技で活躍してきた選手が転向しているケースも多く見られた。より「自分に合ったステージ」を見つけやすい環境に近づいてきたと言えるのではないだろうか。
文・写真/木村雄大