山本由伸投手

■MLB　地区シリーズ第5戦　ドジャース－パドレス（日本時間12日、ドジャー・スタジアム） ドジャース・山本由伸（26）が地区シリーズの最終第5戦、本拠地でのパドレス戦に先発し、3回を投げ終え強力パドレス打線を無失点に抑える好投を見せた。打線も2回にK.ヘルナンデスがソロ本塁打を放ち1点を先制し、山本を援護した。 両チーム2勝2敗のタイで迎えた地区S最終戦は、勝った方がリーグ優勝決定Sに進める大一番。そのマウンドを託されたのは山本。ダルビッシュ有（38）とのポストシーズン初となる日本人対決が実現した。 注目の立ち上がり、山本はパドレスの3年連続首位打者、L.アラエスをストレートで追い込むと4球目にカーブを投げ、ファーストゴロに打ち取る。さらに2番のF.タティースJrをスライダーで空振り三振、J.プロファーもセカンドゴロで三者凡退と、山本は1回をわずか10球で終える素晴らしいスタートを切った。 2回も4番のM.マチャドをライトフライ。続くJ.メリルにはストレートで追い込み、スプリットでセカンドゴロに抑える。X.ボガーツには四球を出したものの、後続を打ち取った。 3回に入っても、カットボールでJ.クローネンワースをセンターフライ。しかし、K.ヒガシオカには高めのストレートをレフト前に運ばれ、初ヒットを許すと、続くL.アラエスにも連打を浴び、1死1、2塁のピンチを招く。それでもF.タティースJrをサードゴロでダブルプレーに切って取り、山本はマウンド上で雄叫びをあげ、ガッツポーズを見せた。 第1戦でも先発した山本は、立ち上がりからコントロールに苦しみ、パドレスの4番、M.マチャドに2ランホームランを打たれるなど1回に3点を失い、試合を作ることができなかった。勝ち負けはつかなかったものの、3回5失点でKOされた。