みゆきの湯でゆず湯を楽しむ利用者

　福島県いわき市のいわき湯本温泉にある「みゆきの湯公衆浴場」は２１日、冬至の恒例行事「ゆず湯」を提供した。浴場は今年度末に廃止予定で、利用者が最後のゆず湯を楽しんでいた。 　この日は地元の青果店から仕入れたゆず計１００個を男湯と女湯に浮かべた。市内の会社員金成義行さん（５８）は運動した後などによく訪れるといい「良いゆず湯だった。毎週のように入っているのでなくなるのは寂しい」と話した。 　みゆきの湯はＪＲ湯本駅前の土地区画整理事業エリアに立地し、来年３月３１日で廃止される。