高速バスが木造事務所に衝突、乗客2人けが…通行止めで誤って町道へ
21日午後8時20分頃、島根県邑南町市木の町道で、JRバス中国の高速バスが左カーブを曲がる際、内側にあった道路沿いの木造2階建て事務所の屋根にぶつかった。バス左側の窓ガラスが割れるなどし、乗客6人のうち、浜田市の男性会社員（39）と女子大学生（20）が手や頭を切るなどの軽傷を負った。男性運転手（63）にけがはなく、他の客は代替タクシーで目的地に向かった。 島根県警川本署の発表によると、現場は浜田道の瑞穂インターチェンジ（IC）の北西約1.1キロにあるセンターラインのない直角に近いカーブで、見通しが悪いという。事務所は無人だった。署が事故原因を調べている。 バスは同日午後6時35分に広島駅を出発し、同9時に浜田駅に到着予定だった。JRバス中国によると、浜田道は瑞穂IC―浜田IC間が夜間通行止めのため、瑞穂ICで降りた後は県道の走行を指示していたが、誤って町道に入ったという。
