福島第1原発や東電本店に直接への乗り込み「間違ってなかった」 引退の菅直人元首相が会見 44年間の議員生活振り返る
山口県宇部市出身で立憲民主党最高顧問の菅直人元首相(77)=東京18区=が9日、衆院解散に伴って議員生活を終える。前日の8日に国会内で記者会見を開き、首相だった2011年の東京電力福島第1原発事故などを振り返り「精いっぱいやれることをやった。やりがいある政治生活ができた」と話した。 中国地方5県の衆院小選挙区の立候補予定者(8日時点) 民主党政権時代に起きた東日本大震災では、首相だった菅氏が発生直後に福島第1原発や東電本店に直接乗り込み物議を醸した。菅氏は会見で「間違ってなかった」と強調。「関東に住めなくなる最悪の事態を、そこまで拡大しないで封じ込められた。危機を何とか回避できた」と話した。
中国新聞社