『新空港占拠』は放送前から考察が始まっている! 『大病院占拠』も踏まえた3つの注目点
ポイント2:ポスターには12人いるのに、相関図には10人しかいない獣の正体は?
2つ目のポイントとして、獣は誰が演じているのか。これについては公式SNSでヒントが出されていて、干支をモチーフとした12人の獣を紹介する中で、それぞれのキャストの干支が記されていることで年齢が予想できる。例えば、リーダーと思われる「龍」はうさぎ年生まれ。年齢的に1975年、1987年、1999年生まれ辺りだろう。前作では鬼のリーダーを、櫻井と同じ事務所所属の菊池風磨(Sexy Zone)が演じていたが、これは正体が明らかになるまでのお楽しみだ。今回は国際的テロの可能性もあるので、日本人以外のキャストも考えられる。 また気になるのが、ポスタービジュアルには12人いる獣が、相関図には10人しか掲載されていない。残りの2人は人質側か、警察側に裏切り者がいるのか。ジェシー(SixTONES)と手塚とおるが謎の人物と記されているが、さすがにこの2人が獣だとひねりがない。前作同様、登場人物の言動を第1話から細かく見ていきたい。
ポイント3:『大病院占拠』の“鬼”と関係がある?
3つめのポイントは、前作と繋がりがあるのか。前作に引き続き登場しているのは、武蔵一家、管理官さくら、情報分析官・志摩だが、前作の最後にメールを受けたあの重要人物がいないのが気になる。前作で武蔵や鬼たちによって社会から抹殺された関係者も何人かいたが、そういった人たちが獣の中身だったら面白い。 さらに鬼の親族や友人が獣として武蔵に復讐する展開となっても不思議ではない。直接関係なくても、前作では毎回武蔵の活躍がネットで中継され、最後に鬼たちの感動的な主張映像が流されるなど、全国の視聴者が固唾を飲んで見つめていた事件だっただけに、影響を受けた人はきっといるはず。鬼に感情移入していたり、武蔵に挑戦したい模倣犯だったり、そうした動機を持った人物がいてもおかしくなく、前作との関連性も頭の隅に入れておきたい。 また、前作の武蔵が事件で心の傷を負った休養からの復帰だったが、今回はさくらが前回の事件から休養していたという設定も気になるところ。 そしてSNS上でのヒントの発信だけでなく、公式サイト上である場所をクリックすると謎の映像が見られる仕掛けが今回も始まっていて、放送前から盛り上がりを見せている『新空港占拠』。2024年に入ってからいろいろと不安な状況が続いているが、こういう時だからこそ武蔵のような不死身のヒーローが必要であり、世間に希望と勇気と笑顔届ける、本当の意味での救世主のような活躍ぶりを期待したい。
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