NLルーマニア×コソボがプレイ拒否で打ち切り 政治的問題抱える国同士の対戦は前代未聞の結末に
ルーマニアサポーターから「セルビア!セルビア!」のコール
UEFAネーションズリーグのルーマニア対コソボの試合は、打ち切りで終了した。 0-0で推移した後半45分、コソボの選手たちはピッチから引き上げ、そのままドレッシングルームに篭ってしまった。ルーマニアサポーターからの「セルビア!セルビア!」というコールや、「コソボはセルビア」と書かれた横断幕に腹を立てたものとみられ、プレイを拒否した形だ。一方、コソボの選手がアルバニアを表す鷲のポーズで挑発していたことが緊張を高めたともみられている。 ルーマニアチームは50分近く待ったが、コソボの選手たちはピッチに戻ることがなく、機動隊がスタンド前に出動。そのまま試合は打ち切りの形で終了している。英『THE Sun』によれば、今後ホームチームの3-0勝利となる可能性もあるという。 親セルビアのルーマニアはコソボを独立国家として承認しておらず、両国間には緊張があった。
構成/ザ・ワールド編集部