米、核態勢を調整せず ロシアの核使用基準引き下げに驚きなし
[ワシントン 19日 ロイター] - 米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)は19日、ロシアの核兵器使用基準引き下げに驚きはないとし、米国の核態勢を調整する計画もないと明らかにした。 ロシアのプーチン大統領は19日、核兵器使用に関するドクトリン(核抑止力の国家政策指針)の改定を承認した。核保有国の支援を受けたロシアへの通常兵器攻撃に対し、核兵器の使用を検討する可能性があると警告した。 NSCは声明で「ロシアが数週間前から指針を改定する意向を示していたこともあり、驚きはなかった」とし、「ロシアの核態勢に変化は見られない。この日のロシアの発言を受け、米国の核態勢や核ドクトリンを調整する理由は見当たらない」とした。