マクラーレン、Dynisma社のドライビング・シミュレーターを英国テクノロジーセンターに導入。バーチャル空間で空力や制御システムのテストが可能に。
マクラーレン・オートモーティブは、英国を拠点とするモーション・シミュレータ・テクノロジー企業、Dynisma社をオフィシャル・モーション・シミュレーター・パートナーに迎え入れたことを発表した。これにより、最先端のDynismaドライビング・シミュレータが、高度な車両開発プログラムに活用されることになる。モータースポーツに由来するDMGシステムは、低レイテンシーかつ高帯域幅で、自動車シミュレータ技術の新たな基準を確立させることができる。 マクラーレンは、英国サリー州ウォーキングに本拠地を構えるマクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)に、画期的なDynisma Motion Generator (DMG)を導入したことを発表した。ドライビング・シミュレータを採用低遅延と高帯域幅を組み合わせることで、没入感があり、リアルで、反応性の高いドライビング・シミュレーション体験が実現された。 この技術により、マクラーレンは機械ダイナミクスやエアロダイナミクス、推進システム、騒音・振動・振動吸収システムなど様々な分野を想定し、新しいスーパーカーを仮想的に開発することができるようになる。実車テストに先立ち、Dynisma社シミュレーターは、実車テストのためのプロトタイプ車両の配備を迅速化することで、新車開発を加速させることができる。 Dynismaのシミュレータが提供するリアルな体験は、物理的なプロトタイプのプロセスを減らすことに貢献し、無数のテストや並行プロジェクトを効率的かつ反復的に実施することができる。プロトタイプ車両の配備を迅速化することで、エンジニアリングチームが新型車両を改良する時間を増やすことができ、併せて開発プロセスを加速することができる。
MotorFan編集部
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