街を散策しながらアートを楽しめる!アーツ前橋 開館10周年記念展が開催中
注目の展覧会を厳選してお届けする本企画。今回は『アーツ前橋 開館10周年記念展 「ニューホライズン 歴史から未来へ」』の見どころを紹介する 【画像】今月見るべきアート展3選
『アーツ前橋 開館10周年記念展 「ニューホライズン 歴史から未来へ」』
群馬県前橋市の公立美術館「アーツ前橋」の開館10周年記念展。メイン会場のアーツ前橋のほか、周辺の商店街やアートホテル「白井屋ホテル」などにも展示スペースを拡張させ、街を散策しながら作品を楽しめる。アーツ前橋では、井田幸昌、川内理香子、武田鉄平ら、近年注目を集める画家の作品、またメディアアーティスト、レフィーク・アナドールの自動生成される映像など、新しいテクノロジーを取り入れた作品も見られる。見どころのひとつはザドック・ベン=デイヴィッドのインスタレーション。街中の人々の姿を象った彫刻がいくつも並んだ作品で、この作品設置には前橋市民ボランティアも携わったという。 レフィーク・アナドール 《Living Paintings Immersive Editions: Artificial Realities: Winds of LA / Pacific Ocean / California Landscapes.》
空ビルになったHOWZEビル(通称「グーチョキパービル」)では、蜷川実花やWOWのインスタレーションなどを展示。演劇集団マームとジプシーも、映像を中心とした作品を現地制作し、市内の「スズラン百貨店」の空きスペースを使って公開。会期中には作家によるワークショップや南條史生特別館長のツアープログラムを含む多様なイベントも開かれる。 マームとジプシー《Light house》 『アーツ前橋 開館10周年記念展 「ニューホライズン 歴史から未来へ」』 @アーツ前橋と前橋市中心市街地 2024年2月12日(月・祝)まで BY MASANOBU MATSUMOTO, EDITED BY T JAPAN